チェルシーフラワーショーのコンペティションのカテゴリーの一つに25歳以下の若いフローリストたちがエントリーできる部門があります。英語ではRHS Young Chelsea Florist of the Year competitionsです。そのタイトルとBest in the showを二つまとめて制したのがJoseph Massie君です。コンテストのスケジュール(課題)は " Jockey silk" 競馬の騎手がレースの時に着る勝負服でした。
本当にご紹介せずにはいられないほど素敵なデザインです。まずは画像をRHS Chelsea Flower Showのリンクでご確認ください。
3年目を迎えるチェルシーのコンペティション。過去のコンペでは帽子、パラソルと装飾性を重んじていましたが、今回はまた一つ難易度が上がり、実用性、服として着れる事も要求の一つになりました。左右対称の形、長袖、襟がついていなければなりません。又、全体の2/3は花や植物を使うという規定もありました。今年のテーマはどのフラワーデザイナーにとっても、今まで一番難しいプロジェクトだったそうです。
審査員からのコメントは、彼の作品はすべていにおいて完璧であったとの一言でした。とても印象的であったとの事です。
それにしてもトレンディですよ。彼の使っているレースの生地のアイディアは Catherine 皇太子妃と同じ Alexander MacQueen の2010年のコレクションからインスパイアしたそうです。裾の裏もご注目。フロントで使ったモチーフが見え隠れしている所は彼のオシャレ度も感じられますね。現在23歳。3年連続のタイトル制覇。ますますの活躍が期待されます。
5月24日からイギリスロンドンでチェルシーフラワーショーが開催されています。開催前日は一斉に参加作品の審査が行われます。なんと昨年FDBロンドンクラスにお越しいただいたLynda先生をお写真の中で見つけてしまいました。審査員としてご活躍です。
Florist of the Year
2011年はジャケット。花で一面覆われたもの、植物を編み込みジャケットの形を作ってしまったもの、透け感のある材質に軽い花、ペイズリーの布、ワイヤーで作ったものなど、多種多様な素材を使い、それぞれのオリジナルデザインが並んでいました。Gold MedalはJoe Massie君、 昨年もYoung florist of the yearをタットンパークで制しています。ファッション性に富み、シャープなカッティングのデザインで腕を通したくなるようなエレガントな作品です。詳細についてはまた後日にでも。
この競技会も4年に一度。ユーロフローラコンペテイション2010年の入賞者です。
1位 Attila Kiss from Hungary
2位 Joe Massie from England
3位 Thomasz Kuczynski from Poland
1位と2位の差が0.01ポイントの僅差だったそうです。作品はちょっと凄過ぎ。ヨーロッパの教育の高さが感じられるコンペでした。
以下テーマ事のコンペの内容と各部門入賞者です。
- Task 1 – “Oneplace at Tatton Park”, 自由課題 Joe Massie, Great Britain.
- Task 2 – “By the Golden Brook”, ハンドタイドブーケ: Elisabeth Schoeneman of Germany.
- Task 3 – “The Kitchen Garden”, プラントデザイン: Attila Kiss of Hungary
- Task 4 – “Marriage in the mansion”, ブライダル: Janneke Roeland of The Netherlands
- Task 5 – “Let’s go gardening”, サプライズデザイン: Atilla Kiss of Hungary
イギリスRHS協会より
現在イギリスで開催中のRHSタットンパークフラワーショーでは、ヨーロッパの25歳以下のユーロフルールコンペティションが行われています。このコンペは若いデザイナーたちの登竜門となるコンペです。技術面とアイディアが評価の対象となりヨーロッパ12カ国から選手が集まります。私のマークはイギリスJoe Massie君です。先日のチェルシーでもゴールド、その他過去4つのメジャータイトル制覇。今頃はガーラパーティの真っ盛りだと思いますが、はたして誰が勝者となるでしょうか。楽しみです。
参加国:ベルギー, デンマーク, フィンランド, ドイツ, イギリス, ハンガリー, イタリア, オランダ, ノルウェー, ポーランド, ロシア, スロヴェニア
先週イギリスでは夏のフラワーショーの目玉、RHS Tatton park flower showがありました。生憎の雨だったらしいですが、フラワーデザイナーのパヴィリオンではモデルを使ったファッションシーがあり大変な盛り上がりだったそうです。ディスプレー部門では竹を使い上部に亜熱帯植物類のアレンジを施したWelsh College、黒をバックにショッキングピンクとライムグリーンのコンビネーションが鮮やかなソリッドスタイルと両脇には対照的に柔らかいトランスペラレンシーデザインが(いやいやこちらもブラックのフレームですから決してティントのもやもやっとした柔らかさとは違いますが)配置されたSt. Helen Collegeがゴールドメダル。Welsh Collegeにはユニークな先生がいていつも業界の話題となるそうです。若いのですが、専門的に勉強している彼らのレベルは相当高いですね。素晴らしいコンペだったらしいです。
先週行われていたチェルシーフラワーショーのハイライトがRHSのホームページで見れます。
現地ではTVで毎晩ハイライトが見れるようですが、ホームページでも動画で360度風景などを紹介するようになりずいぶん便利になりました。
ガーデン設計技術、新しい品種の品評会など行われていますが、やはりフラワーデザインのパヴィリオンが一番気になる所です。もちろんどの作品も個性があり素晴らしいのですが、着目したいのは今年からお目見えのフローリストリープロフェッショナル部門です。ページ一番下にある帽子デザインの部分です。昨年ごろからイギリスでは大ブレーク。フォーマルの場所ではとてつもない大きな帽子をかぶるご婦人たちですが, こんな素敵なお花の帽子をつけてのご登場となれば、だれもがきっとハットする事間違いなしです。

今週はハンプトンコートパレスのフラワーショーが開催されています。黒と白にブルーのアクセントを加えたモダンなガーデンから、田舎の運河のほとりを再現したイギリスのトラディショナルでナチュラルな風景、エディブル(食せる植物)の庭などいつもながら素晴らしいガーデニングのレベルです。
ちょっと珍しいものを発見。真ん中あたりの運河では、タイ政府観光局の協力でフローティングマーケットが再現されているのです。南国の彩とりどりなフルーツや花、そしてシルクに草で編まれた帽子まで、本格的に現地の朝市が繰り広げられています。
FDBはタイでもお花の教室をしています。現地の生徒さんとも仲良くなりとてもタイが身近に感じられるだけに、このイギリスのハンプトンコートという地でこんな風景を目にするのは私にとってもびっくりな企画です。